超音波エコーによる選択的筋肉の収縮確認
選択的筋収縮の確認
一般の方だとなんじゃそりゃな言葉ですが、リハビリをしていく上では大事なことの一つですね。
たまたま超音波エコーがうちにはあるため、勉強としてたまに確認をしています。
ずっと大腿四頭筋について書いていることからそのあたりを見てみました。
今回は、大腿直筋・中間広筋・外側広筋・内側広筋が肢位により選択的に行えるのか試してみました。
※あくまで個人的な見解なため、興味程度で見てください。検定等はかけていません。
まず、股関節外旋位にて膝関節の伸展をし内側広筋を選択的に収縮を行えるか確認したところ、この肢位では文献的にも言われている通り、優位に働いていることが確認できました。
逆に、股関節内旋位で膝関節の伸展をし外側広筋が働くのかどうかを確認したところ、こちらは優位性はなく、選択的収縮は確認できませんでした。
次に、大腿部は固定し下腿を外旋位で膝関節を伸展し内側広筋を選択的に収縮を行えるか確認したところ、こちらは優位性はなく、選択的収縮は確認できませんでした。
大腿部を固定し下腿を内旋位で膝関節を伸展し外側広筋が働くのかどうかを確認したところ、こちらは優位性はなく、選択的収縮は確認できませんでした。
上記のことから、股関節を外旋位にして膝関節を伸展することで内側広筋を選択的に働かせることができるということがわかりました。
実際は、大腿部の固定方法が甘かったり、プローブのあてる位置が間違っていたりするかもしれないため、今後の課題となりますが、なんとなく納得はできました。
ということは
膝が痛い人や変形性膝関節症(O脚)の方で内側広筋の筋肉が弱くなっている方は「ながら運動」の一環として椅子に座って運動をする場合、
膝のお皿を外側に向けたまま、膝を伸ばせるところまで伸ばすことで筋肉を鍛えることができるということですね。
ただ、膝を伸ばす運動をするのではなく、意識して運動することでより効率的な運動が行るため、ぜひ行ってみてください‼